Home > コラム > ドルが崩壊する日は来るのか

ドルが崩壊する日は来るのか

GM破綻をオバマ大統領は希望のある変革と謳いましたが、果たしてそうなのでしょうか。

もちろん政治家としてはその様に発言すべきでしょう。
そもそもGMが収益源としていた大型車は今回のアメリカの借金漬けによる消費バブルにより売れたもので、時代には合致していないばかりでなく、収入に見合った消費という原則を無視した消費行動により支えられきた上、世界的なトレンドである環境配慮型の開発は全く日本やヨーロッパメーカーに大きく遅れを取っていました。
当然現在のGMの品揃えでは今後も日本やEUメーカーには太刀打ちできるはずがありません。いくらオバマ大統領が保護貿易思考の政策を採ったとしても消費者の心を掴むことが出来ないでしょう。


今回、アメリカ・カナダ両国が国として株式を引き受けたわけですが、早期に手放すと言っても事業そのものが成り立ちにくい中真っ当な再生が出来るはずもなく、当然不良債権化は見えていると思います。
GM問題に限らずUS国債の引き受けをFRBがある程度支えている事も問題で、当然USドルの信用度は落ちる時が来るでしょう。

ただし、それらを予想するアナリストは沢山いても実際にドルの信用度が落ちると日本はもちろん中国や産油国等もドル建ての外貨準備高を作り上げてきた国にとっては大変な損害となるわけで、これらの国にとってはドルを支えなければならない事になります。
私もUSドルは世界中で支えて今後も無謀とも思える消費活動を継続して欲しい訳ですが、これがどこまで持つ事やら。

更に個人も国も借金まみれになったアメリカがいとも簡単に借金地獄から抜け出すには「インフレ誘導」という伝家の宝刀があり、その場合はそのインフレが世界中に伝染することとなると思われます。
現在FRBはもちろん5%を越えるようなインフレに対しては警戒感を示し、その様にならないよう金利誘導すると発言していますが、そもそもこれだけの財政出動をするのであれば自然とインフレに向かう事も考えられることで、シオニストの損得勘定はどの様に思考しているかを考えて備えていくべきなのかもしれません。

もちろん私個人などの考えが遠く及ばないところで動いていくのでしょうけど。

コラム

  1. No comments yet.

Home > コラム > ドルが崩壊する日は来るのか