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カジノで見る中国人投資家

私はバカラが好きで、カジノと食事だけが目的でソウルやマカオへ訪れる事もあります。もちろんベガスが最も楽しめますが、長期間休めない私はアジアのカジノに行くことが多いです。
ホテルも取らず、金曜夜に出国し、日曜の午後までウォーカーヒルとCoexのヒルトンにある7Luckをはしごし、食事と移動(=睡眠)以外はカジノにいたことも・・・(アホです。)

アジアのカジノでは中国・台湾・韓国の方と同席する事がほとんど。
もちろん性格は人それぞれですが、カジノ初心者を除くと概して台湾・日本人は勝っても負けてもクールだし、大陸・半島系の方々は一喜一憂が激しい。正直五月蠅いと思うことも多いが、自分の判断に影響が出ないよう出来るだけ彼らの感情を一緒に楽しもうとしています。


また、プレースタイルも私とは随分違うと感じます。バカラというのはトランプを用いてクロか赤(ゲームではバンカー・プレイヤーと呼ぶが、ここでは解りやすく黒・赤で説明する)どちらが勝つかに賭けるいわば丁半ばくちのような非常に単純なゲーム(カードのめくり方などは若干複雑なのだが参加者にとっては黒赤どちらが勝つかまたは同点に賭けるかを決めるだけ)でほぼ1/2の確立に賭けるゲームです。ところが、確率では約1/2のはずの勝負が、12回連続で赤が勝ったり交互に勝つのが続いたり、同点が続いたり流れを読むことが重要なのです。ランダムウォーカーとも呼べるこのゲームにおける「流れ」は、勝負の記録をケイセンと呼ばれる表につけて次の勝負の予想を立てる人が多いのですが、これはテクニカル分析に近いものがあります。
因みに私はテクニカル分析はあまりしないようにしているが、ケイセン分析はかなりする。ウォーカーヒルではタイを確率値より当てていると自負している。確率論・統計学でバカラを分析するとタイには賭けるべきではないのだが、実際私が勝つときはタイが当たることが多い。
中国・韓国のプレイヤーは概して流れを追う、つまり黒が続けば黒ばかり追っていく傾向にある。
ある一定の流れが続いたときはそれこそギャラリー(席についてもいないのに勝手に乗せてくる人も)も入れて大騒ぎ。アメリカのアフリカ系ヒスパニッシュ系が多い地域の映画館のようなお祭りになり、それはそれで楽しむしかない。

コイントスで7回表が出たら次はどちらに賭けますか?
確率では表も裏も1/2なのですが、カジノでは8回目も表に賭ける人が多く、次こそ裏だという人は少数派と言えます。特に中国・韓国系の方でそろそろ裏が来そうだという人は日本人がそう読む場合より圧倒的に少ないのです。

また、負けっぷりや勝ちっぷりも国によってずいぶん違うように思います。
勝てば大喜び、負ければ怒って捨てぜりふを吐いて席を立ちます。更にしばらく恨めしそうにテーブルのゲーム進行を見て、他のプレイヤーに対してまでちょっかいを出してくるときも。(日本人はずっと感情を抑えている人が多いです。)
中国・韓国系の方はそれこそ有り金全て無くしても、友人から借金してまでプレーを続けています。
私は今日はここまで負けたら止めると上限金額を決めてから望むので、負けて悔しいという気持ちより、あと1,000ドル突っ込んだら取り戻せるのではないかと、続けたい欲求と戦いながらカジノを去る事が多いです。

これは1回の勝負に何十万も賭けるVIPルーム(つまりある程度のお金持ち)でも同様で、日本・台湾の人は中国・韓国の人が一喜一憂している間で、(ゲームの戦略が似ていたり周りが五月蠅いなぁと)お互いの気持ちが合って目があったときにニヤッとする事が多いです。

台湾や上海、ソウルに行き多くの友人(ほとんどが会社経営者)と話しをしているとやはり彼らの株式投資は博打に近いと感じます。特に2008年までのソウルや2005年以降の中国では不動産価格と共にバブルとも言えるほどの加熱さがありましたが、借金をしてまで投資をしている人が相当数いるようです。格差の大きい社会で、一発逆転を狙っているのでしょうが、日本人の常識では考えられない程の加熱ぶりです。

中国株は元々値動きが激しいのですが、ここのところの乱高下を見ていると、どうしてもカジノでの彼らの姿と重複してきてしまいます。

そろそろ今年の大閘蟹(上海蟹)ツアーをどうするか考えなきゃ。
もちろん日本近海のタラバやズワイや花咲や香箱がにもたまらないけど、陽澄湖産の雌を食べない1年は悲しすぎる...
(上海は他にも美味いものが沢山あるし、エキサイティングな街で大好きです)

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